【在庫案内】建具 桧材について
2022.11.17

建具職人が作る襖・障子・框戸といった建具。
その多くが国外の材木を使われています。
国外の木材の方が、建具に向いた大径木で良質なものが多いというのが業界認識。
さらにスプルス、イエローシダー、ピーラ(米松)、ウェストンレッドダー、ヘムなどといった豊富な種類。
国内で建具向けに取りやすいのは杉か桧か、という少ない選択。
杉はまだしも、桧はあまりに高価で、そもそも建具向けものなんて出てくるのか?という声も耳にします。
建築向けの需要はあっても建具向けの需要が建築向けに比べ低いため、
製材所が建具向けに製材をする機会が少ないのも原因かもしれません。

その様な状況ではありますが、建具向けに使える桧は入荷をせっせとしてます。
スプルスほどの量はまだ入荷しませんが、コツコツ集めており、そこそこの在庫量に。(曖昧な表現)
木目が詰んでいるもので揃った山
樹齢250年の木曽天然桧 柾挽の山
目荒も含み多少節も入るが赤身が綺麗な山
目合・色は気にしないから節は少ないけどお値打ちの山 と様々。

150mm上が豊富にないのが欠点で、スプルスよりは歩留まりに難があるかもしれません。
しかし、框戸でなく障子・襖向けであれば十分に使っていけるものは揃っています。
(框幅を広くしなければ勿論、桧でも框戸に使えます)
桧を使い続けたい、使ってみたい、見てみたいと言った声に答えていきます。
建具屋さん、桧の建具に興味のある設計士さんでも、是非お気軽にお問合せください。

杉材も在庫にあるので、その紹介もまた後日。