【在庫案内】ケヤキ 5.0mの一枚板

2023.02.01

欅ケヤキ 一枚板が入荷しました。

30年前位和風は和風住宅が多く、高級材として人気のあった樹種 欅。

しかし、住宅の洋室化に伴い、欅を採用する場面が減ってしまいまいた。

”欅=和”という観念が業界に根付いているのも原因かもしれませんね。

欅 ケヤキ
欅 ケヤキ

 

しかし、改めて見てみると何故この雰囲気が”和”になるのか。

力強い木目に、温かみのある橙色。

落着いた配色の空間に差し色の様に使ってはいかがでしょうか。

 

長さ5.0mあり、カウンターには良いサイズ

 

そんな思いの中、長さのあるケヤキが入荷しました。

 

樹種:欅ケヤキ(カウンター向け)

長さ : 5.4m

厚み : 53mm

幅 : 450-540mm

 

元と末で幅に差はあります。

長さそのままでカウンターや陳列棚に使うのも良し

2.0m+αの長さにブックマッチでテーブル板にも良し

使いやすいサイズを使いやすいお値段でご提案できます。

 

1点モノとなる1枚板。これから入荷を増やしていきます。

次回、ブラックウォールナット 1枚板をご案内します。

お問い合わせ

 

【在庫案内】建具 桧材について

2022.11.17

吉野産 桧 柾目 建具材 目細かい良材

建具職人が作る襖・障子・框戸といった建具。

その多くが国外の材木を使われています。

国外の木材の方が、建具に向いた大径木で良質なものが多いというのが業界認識。

さらにスプルス、イエローシダー、ピーラ(米松)、ウェストンレッドダー、ヘムなどといった豊富な種類。

国内で建具向けに取りやすいのは杉か桧か、という少ない選択。

杉はまだしも、桧はあまりに高価で、そもそも建具向けものなんて出てくるのか?という声も耳にします。

建築向けの需要はあっても建具向けの需要が建築向けに比べ低いため、

製材所が建具向けに製材をする機会が少ないのも原因かもしれません。

 

吉野産 桧 柾目 建具材 目細かい良材
桧 柾目 目細・ほぼ無地

 

その様な状況ではありますが、建具向けに使える桧は入荷をせっせとしてます。

スプルスほどの量はまだ入荷しませんが、コツコツ集めており、そこそこの在庫量に。(曖昧な表現)

木目が詰んでいるもので揃った山

樹齢250年の木曽天然桧 柾挽の山

目荒も含み多少節も入るが赤身が綺麗な山

目合・色は気にしないから節は少ないけどお値打ちの山 と様々。

 

桧 建具向 柾目材の小口面 目細具合の紹介
目細の揃った山。目通り◎。

 

150mm上が豊富にないのが欠点で、スプルスよりは歩留まりに難があるかもしれません。

しかし、框戸でなく障子・襖向けであれば十分に使っていけるものは揃っています。

(框幅を広くしなければ勿論、桧でも框戸に使えます)

桧を使い続けたい、使ってみたい、見てみたいと言った声に答えていきます。

建具屋さん、桧の建具に興味のある設計士さんでも、是非お気軽にお問合せください。

 

桧 建具向 柾材 幅狭いものも入ります。
幅狭いもの入る山

 

杉材も在庫にあるので、その紹介もまた後日。

 

お問い合わせ

【在庫案内】北海道産 広葉樹(桜、栗、胡桃、キハダ)

2022.11.01

木工・家具向けの広葉樹材のご紹介。

以前まではWオーク・ビーチなどと言った外材広葉樹をよく提案してましたが、

国産材に拘りたい家具・木工の職人様の意見が集まってきてます。

 

という訳で、北海道 旭川まで行き、広葉樹の丸太の買い付けを昨年より始めています。

(長野県内にも割と広葉樹はあるので、、製材・乾燥までのシステムが構築でき次第、取り組みたいところ)

 

今回は今年2月に買付をし、製材~乾燥までして弊社に先日入荷した材の案内です。

北海道産サクラ。控え目な目相と淡い色が特徴。

入荷した材は以下の通りです。(数字は厚みを表しています)

・キハダ 28mm、38mm

・サクラ 28mm、38mm

・クルミ 28mm、45mm

・クリ 38mm

天板向けの38mmと棚板や側板向けの28mm厚を用意しています。

それよりも厚い50mm以上を希望する方もいらっしゃったので、今後の課題にします。

 

北海道産クルミ。落ち着いた目相と茶系色。外材に釣られて高価な印象。

 

メジャー所を押さえつつ、変わり種にキハダを確保してみました。

キハダは、「昔は和家具でよく使ったけど、今の洋家具中心の状況ではあまり見ないね」

と技術専門学校の先生のお話もあり、さてどうなることやら。

 

北海道産 キハダ。落ち着いた目相の印象。幅広もあります。

 

タモ・ナラに比べ落ち着いた目相をしているキハダ。

クルミに近い淡い茶系色で、経年で濃い茶系になるのが特色。

原木の小口はかなり濃い茶色でしたが、製材した板は少し淡い色をしています。

これが光(紫外線)よる経年変化なのかなと実感。

 

1山0.5m3程度にしており、バラ出しも対応しています。

使いたいものを使いやすい量でお届けします。

是非ご興味のある方はご連絡を。

お問い合わせ

 

【在庫品】長野県産カラ松(柾)ご案内

2022.08.15

↓以前、ご案内した長野県産 カラ松が乾燥したので連休前に再検品。

【在庫品】長野県産カラ松(柾挽) ご案内

 

 

検品中のカラ松(柾挽) 割と良材が多くて満足。

 

脱脂乾燥+天然乾燥による乾燥。

ネジレ・割れの発生をいかに抑えられるかが勝負所。

 

対策として

①風当たりが少ない場所での保管

②上に重しとなるものを置く

③小口の際に桟を入れる

等々、定説として言われてることを素直に順守。

 

捩れた板。捩れるものは捩れる。

 

検品結果は、割れはほぼ無し。

割れが少ないのも柾挽きだからか。それにしれも割れが無い。

非常に良い結果です。

 

捩れはあることはあるが、想定よりはかな話ではり少ない印象。

3本の原木のうち1本に捩れの出た板があるが、それも数枚程度。

 

 

目通良し。

以前、カラ松を使って苦戦した職人さんにモノを見せたところ、

「このくらいのカラ松が今でるんだね。これなら使える。」とのお言葉。

長野県産 カラ松材もようやく80年生のものが出てくるようになり、

芯を外しても150mm幅以上が多く取れる様になりました。

その結果、以前よりも歩留まりの向上しつつ、捩れと狂いの欠点も抑えられるのではないかと。

 

造作・建具向けの外材の入荷量は依然回復する様子もない状況。

国産材へ切り替えの検討の際には、カラ松を候補にしてはいかがでしょうか。

 

お問い合わせ

 

【入荷案内】天然木曽桧 柾目材

2022.06.29

天然木曽桧 柾目材(片耳付)37mm厚が入荷しました。

2.1m×37mm厚×80-150mm 1山。

ついについに入荷できました。。

桧の良材が多いことで有名な木曽産 桧。

さらに、「人工林」でなく「天然 木曽桧」。

天然桧は人工林と比べ1割出荷されるかどうかというほど、供給量が減っている素材です。

木曽天然桧 色良し 目相良し

 

250年育ってようやく40cm台の大きさなので、目細さは抜群です

国産桧でここまでの良材は初めて入荷しました。

流石は木曽の天然桧というところ。おみそれしました。

29枚の程よいボリューム感

長野県産として自信を持って送り出せる良材。

単価はかなりの高級仕様になりますが、その貴重性・品質を考えれば納得の価格。

是非、ここぞという現場を控えている方はご相談下さい。

お問い合わせ

【入荷情報】バルサム(もみ)盤挽

2022.04.18

バルサム(もみ)盤の製材品が入荷しました。

柾挽120-160mm×37mm。

芯材用途からカマチ用途まで幅広く答えられる等級で用意しています。

 

バルサム(もみ)芯材向け品

 

昨今、ヘム(ツガ)の入荷が激減しています。

ヘムの在庫もまだありますが、バルサムほどの入荷はありません。

木材価格が上がる中で、まだ使いやすい値段なのがバルサム。

 

37mm厚に製材

この手の盤が入荷するのも、一旦ストップしそうです。

最低半年以降なのか?というところ。

まだまだ仕入れに試行錯誤が必要です。

 

昨今の木材市況、建具向けの材についてのご相談事ありましたら、以下のフォームからお問合せ下さい。

お問い合わせ

【在庫品】長野県産カラ松(柾挽) ご案内

2022.03.09

製材した長野県産カラ松が帰ってきました。

脱脂乾燥済みの柾挽仕様。

板目より柾目の方が狂いにくいので、

今回は柾目に引きました。

長野県産 カラ松

原木の状態で外観が良くても中がどうなるか怖いのがカラ松。

節やヤニ袋は出てくる板もありましたが、

目の通りは思いのほか通ってます。

キレイな見た目をしてます。

 

力強い冬目、優しいオレンジ気味の赤身。

国産針葉樹では珍しい風合いの木。

 

カラ松 段済み
カラ松 段済み

今回3本製材し、↑の写真 上段:37mm厚 中段:27mm厚 下段;37mm厚にしています。

建具向け、家具向けに是非という内容。

多めに桟を入れ、ゆっくり天乾にさせていきます。

夏ころにご案内出来るかと思います。

 

板目挽きのほうが冬目の力強さも相まって個性的な表情になりますが、

今回は捩れや曲がりを抑えることを優先しての柾目挽き。

家具に使うなら板目のほうがいい表情でるのでしょうが、今回はここまで。

 

ご興味ある方いましたら、是非ご連絡ください。

お問い合わせ

見たことのない大きさのヤニ袋

 

【模索中】長野県産カラ松の活用について

2022.02.07

カラ松 原木 長野県

「長野県産カラ松」の活用に向けて今年から動きます。

 

 

長野県民有林に植えられている割合が5割を超える樹種。

それがカラ松。

 

はっきりとした動きのある木目に、茶褐色の素朴な雰囲気を持ち合わせ、他の針葉樹には出せない表情をしています。

強度も高いことも評価されており、経年によって濃い色へ変わる様子も楽しめます。

色合い、木目、強度、経年の楽しみ等々、そして長野県産という地物という良さから、

設計士や建具・家具職人の方で「カラ松を使いたい」という声はよく聞きます。

カラ松 壁材

長野県産カラ松 壁材

 

そう。よく聞くのです。良くは聞きます。しかし、あまり活用されていないのが事実。

カラ松のいい話はここまでにし、ここからは少し、カラ松の難しい面に向き合います。

 

 

①ネジレ、曲がりの多い木

カラ松は旋回しながら成長する木です。

そのため、板材や角材になってもネジレが発生しやすいという欠点を持っています。

それも昨今の乾燥技術の発展で、ネジレをある程度抑えることはできました。

しかし、細い部材にした場合は曲がったり、ネジレてしまうことが多々あります。

3年ほど前に弊社で建具用途のカラ松を納品した時もこういった問題は起きました。

昔カラ松を使った職人さんからは、カラ松を使うのは難しいと言われてしまうのも事実。

 

 

②ヤニ(油分)の多さ

カラ松はヤニを多く含む木です。

ヤニがあるからこそ、粘りもでて耐久性の高い性能がでると一般的に言われています。

しかし、内装に使う場合はそれが欠点となってしまいます。

板に触るとべたつく、ヤニがくっついて引き出しが開きづらくなるなどなど。

杉や桧にもヤニはありますが、カラ松は比にならないほどの量のヤニを持っています。

そのため、脱脂したものでないと内装向けには使いづらい欠点があります。

 

 

他にも節の多さ、目細の良材が少ないことなどの問題もあります。

 

全てが悪い訳ではなく、適材適所でうまく活用できる木です。

しかし、設計士や建具・家具職人の方の声に答えるにはこれらの問題を解消しなくてはなりません。

 

何よりも家具や建具などになったカラ松を見てみたいという私自身の思いもあります。

どうなるやら。どうにかします。

 

 

 

【在庫品】ホワイトオーク 38mm柾目

2021.11.30

Wオーク柾 38mm

 

 

ホワイト・オーク。

北米産の広葉樹材で、ブラックウォールナットに続く人気の樹種。

家具、造作向けでの入荷が多く、そのほとんどが板目材です。

 

 

Wオーク 柾目材
Wオーク柾 38mm厚×3.0m程度

今回入荷したのは、柾挽きのWオークです。

厚み38mmあり、長さ3.0m以上あります。

柾目だけで幅接ぎした天板にも使え、建具向けにも使える製品です。

 

当グレードは、FAS(ほぼ無地)等級の1つ下の等級になります。

多少小口割れしたものや、節が1-2か所入るものも含みますが、

幅狭いものなら割と目の通った無節のある山になります。

 

Wオーク 柾 建具・家具向け
Wオーク 柾 1m3程度の材積

 

外材広葉樹の高騰・品不足がまだ続く状況です。

当製品は、FASより下のためWオーク/FAS・板目挽の今の相場より安く出せると思います。

 

去年と違い、潤沢に木材がある状況と違うため、

この状況を乗り切るまでの繋ぎをうまくできる様にしていきます。

 

 

 

 

 

 

【製品紹介】デックスウッド 羽目板

2021.09.13

デックスウッド 施工例

【製品紹介:デックスウッド 羽目板】

外壁材には窯業系が主流の中で、無垢材をご採用頂きました。

今回採用されたのは「デックスウッド 4m×18mm×120mm  実加工有」です。

デックスウッド 4m×18mm×120mm 本実加工 

デックスウッドというのは、熱と水蒸気だけの高圧乾燥技術「サーモウッド処理」で乾燥された材です。

サーモ処理によりタンニンが濃い茶系に変色し、高級感のある素材としてお使いできます。

さらに、この乾燥によって絶乾状態になっているデックウッドは寸法安定性が抜群です。

サウナや外部デッキといった環境にオススメの製品です。

デックウッド施工例

今回は、お客様で塗装してもらい外壁に使用されました。

通常12mm厚の板材ですが、今回は工務店様の希望で特注で18mm厚にしました。

当現場はイペをデッキ材に使用されてるため、デックスウッドの色合いが相性が良いです。

杉・桧・米杉から新たな選択肢にデックウッドいかがでしょうか。

御見積や資料依頼等ありましたら、お気軽にお問合せ下さい。

https://naru-moku.com/contact/

デックウッドは羽目板材以外に内法・家具向けの板からデッキ向けの規格まであります。

板材はまたご紹介しようと思います。それではまた。

デックスウッド 20mm厚 板材使用家具