【入荷案内】ロシアナラ 4.0m×幅広

2024.08.21

ナラ材

長さ4.0m×厚47mm×幅400~500程度

 

乾燥材ロシアナラを見つけたので思わず仕入。

現在流通している道産ナラに比べて目合良好。

木表側は無地がほとんどです。

 

4.0mの長材で、幅も広め

カップ反りも軽微です。

 

乾燥済みなので、すぐお使いいただけます。

 

薄めのスマートな天板使いや

特殊サイズの枠材にいかがでしょうか。

 

次の入荷予定が見えないスポット品です。

10枚くらいあります。

 

ご希望サイズでバラ出し可能です。

ご興味ありましたら、お気軽にお問い合わせください。↓

お問い合わせ

 

 

【入荷案内】オバンコール40mm

2024.06.11

-こちらの材は、完売しました2024/6/24-

 

重厚感のあり落ち着いた力強さ

アフリカ産 オバンコールの在庫をご案内

 

木材も時代と共に流通の変化が激しく、

昔はいいモノが多かったが、今はいいモノが少ないという言い方は勿論

ほぼ入荷できなくなった樹種も多くあります(輸出規制、伐採規制等々)

 

その中の1つがこのオバンコール

縞模様がハッキリした特徴的な木材

 

国産材には無い表情
サイズ:長3.0m程度×厚40mm(+-1mm)×70mm~280mm
枚数:70枚程度
材積:1.3m3程度
※丸太挽、片耳付きのものも有
※白太 経年でボソボソになってるところ有
白太:経年の劣化が激しい

 

「こういうのあるんだ」「珍しいものあるね」と言っていただけることを目指して、仕入れに走り回っています。

 

覗きに行くたびに、いい出会いができる古着屋さんのような

気軽に覗いてもらって、ワクワクしてもらえるような材木店へ(願望)

 

撮影設定ミスで、変に明るい雰囲気

3月北海道旭川銘木市

2024.03.28

3月22日(金)旭川銘木市へ参加

昨年から為替状況も変わらず、広葉樹は高騰しています。

ナラ以外も、サクラ、クリあたりは良材にはいい単価で落札。

原木の切り時季を考慮すれば、3月のかけこみ需要もあるのだろうか。

雪も少なく、検品しやすい

 

今回はクリとサクラを探しに行きましたが、全体数量に対してかなり少なめ。クリに至っては6m3程度の量。

サクラも予算感が合わなかったが、なんとか数本確保できました。

あとは少量在庫に置きたかったニレとアサダとキハダを確保。

今までは40cm台キハダが多かったが、今回はそういうのが少なめ。

20-30cm台が中心の仕入れとなりました。

ニレ 目相良好。

そんな中で、ナラ70cmの大物を確保することができました。

末口で70cmなので、元のネバリを加味すれば中々の幅が取れそうです。

しかし、大きいコブと元の入り皮があるため、どのように挽くか慎重に考えます。

さらに長さは3.4mもあるので、多少の割れを引いてもそれなりの長さを取れそうです。

大径木 目細
大きなコブ

仕入できた原木は以下の通り、製材する予定です。

入荷は冬になるかどうかというところ。

 

クリ→40mm厚

サクラ→45mm厚

アサダ→40mm厚

ナラ→40mm厚

キハダ→40mm厚

ニレ→40mm厚

ナラ(特大)→60mm厚程度 テーブル向け

 

家の雰囲気がかわいい

カメラの余談

現在Olympus E-M1mark3を使っていますが、今回の出張では軽さ優先でE-M5mark2を久しぶりに使いました。

被写界深度の深いボケ感のある写真は弱いですが、浅めのパリッとした写真を撮るなら非常に使いやすいカメラ。

あと前の設定のおかげか、色作りがいい感じです。コンパクトで優秀なカメラと再認識。

E-M1mark3ももっと使いこなさないとなと反省。

【入荷の予定】道産材 広葉樹について

2023.05.12

木というのは水を吸い上げ始めると、青やアクが出やすくなるというもの。

そうなると、家具や建具といった意匠的に使われるものは比較的に冬の丸太のほうが好まれます。

ということで、シーズン最後とも言われる3月に原木買い付けのため旭川へ。

2600m3もの原木が並ぶ。雪が無く、見やすい。
2,600m3もの原木が並ぶ。雪が無く、見やすい。

 

相変わらずナラ、タモの出品量、入札価格が強い状況。釣られてクリも相場が高い印象。

そん中で、今回は栗、ナラ、ホワイトーク、シナ、キハダを買付できました。

製材・乾燥を済ませて弊社へ秋-冬頃に入荷するスケジュールで諸々進めていきます。

 

 

4.6m×68cm 1本で2m3を超えます。

 

今回の大物は、Wオーク 4.6m×68cm。

元木なので根本のネバリはありますが、今回は柾挽きを狙っていきます。

並厚も取りながら、50mm以上の特厚を取っていきます。

最近、厚物のナラの問い合わせが増えてきました。

流通サイズでは50mmまでなら対応できますが、それ以上となると製材品からしか対応できません。

しかし、そういった注文は大抵「早めに欲しい」が相場のため、乾いたものを用意しておかないと対応できない。難。

 

芯まで十分な目細具合。仕上がりが楽しみ。

 

弊社の仕入れは大手メーカー向けに数量の絶対確保が目的ではないので、

目が細かい物、良材が取れそうな物を優先に狙っていきました。

目細なキハダ、ナラ、クリ。側板向けのシナ。

近いうちに製材が行われるのでどのように挽けるか、乞うご期待。

 

北海道には良材キハダが豊富にあります。
径40cm超の栗。
3.0mある長材の栗。

 

家具や造作、はたまた小物作成にもご協力できますので、

気になる樹種等ございましたら、お気軽にお問合せください。

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道産ナラの仕入れ

2022.12.27

良質な広葉樹を求め彷徨っていたら、

北海道旭川 銘木市までついてました。

雪の量が違います

 

1,500m3もの丸太が並ぶ圧倒的物量。

吹き付けると風と雪。気温は-5度。

1本ずつチェックしますが、体がもちません。

寒すぎます。

 

雪用ブーツでしたが、積雪の冷たさが足を冷やし。

吹き付ける風が顔も冷やし、メモを取る手を強張らせます。

これが北海道。

 

ナラ、クリ、サクラ、シナやキハダ欲しいな。

と、目論んでの参加でしたが今回は撃沈。

クリ、サクラ、キハダの出品量はわずか。ほとんどがナラとタモ。

それでもって需要高も相まってため、ナラの入札が激しい状況。

なるべく目細材を選木。

 

なんとかナラ4本とブラックウォールナット1本を確保。

引き出し側板向けのシナも取りに行きましたが、

シナの輸入量が減少しているためか、相場が高騰に追い付けず不落。

 

雪をどかして側を見ます。

 

ナラの需要高について少しお話。

 

ウイスキー需要も高まっており、

ウイスキー樽の生産も増えています。

樽材に使う材料もナラ材です。

 

さらに外材オークの価格高騰+輸入量減少に釣られて、

国産ナラが見直されております。

 

さらにさらに、コロナ以降は別荘向けの仕事が増えており、

そういう方々からオーク(ナラ)の注文も増えています。

ナラは高級材という認識が高く、知名度共に人気が高い樹種。

 

やはり、どこもナラが欲しいんだなと感じさせる今回の市況。

はたしてサクラ、クリは今後出品されるのだろうか。

また旭川に行かなければならなくなりそうです。

帰りの空港。-5℃。

 

 

 

 

【在庫案内】北海道産 広葉樹(桜、栗、胡桃、キハダ)

2022.11.01

木工・家具向けの広葉樹材のご紹介。

以前まではWオーク・ビーチなどと言った外材広葉樹をよく提案してましたが、

国産材に拘りたい家具・木工の職人様の意見が集まってきてます。

 

という訳で、北海道 旭川まで行き、広葉樹の丸太の買い付けを昨年より始めています。

(長野県内にも割と広葉樹はあるので、、製材・乾燥までのシステムが構築でき次第、取り組みたいところ)

 

今回は今年2月に買付をし、製材~乾燥までして弊社に先日入荷した材の案内です。

北海道産サクラ。控え目な目相と淡い色が特徴。

入荷した材は以下の通りです。(数字は厚みを表しています)

・キハダ 28mm、38mm

・サクラ 28mm、38mm

・クルミ 28mm、45mm

・クリ 38mm

天板向けの38mmと棚板や側板向けの28mm厚を用意しています。

それよりも厚い50mm以上を希望する方もいらっしゃったので、今後の課題にします。

 

北海道産クルミ。落ち着いた目相と茶系色。外材に釣られて高価な印象。

 

メジャー所を押さえつつ、変わり種にキハダを確保してみました。

キハダは、「昔は和家具でよく使ったけど、今の洋家具中心の状況ではあまり見ないね」

と技術専門学校の先生のお話もあり、さてどうなることやら。

 

北海道産 キハダ。落ち着いた目相の印象。幅広もあります。

 

タモ・ナラに比べ落ち着いた目相をしているキハダ。

クルミに近い淡い茶系色で、経年で濃い茶系になるのが特色。

原木の小口はかなり濃い茶色でしたが、製材した板は少し淡い色をしています。

これが光(紫外線)よる経年変化なのかなと実感。

 

1山0.5m3程度にしており、バラ出しも対応しています。

使いたいものを使いやすい量でお届けします。

是非ご興味のある方はご連絡を。

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【在庫品】長野県産カラ松(柾)ご案内

2022.08.15

↓以前、ご案内した長野県産 カラ松が乾燥したので連休前に再検品。

【在庫品】長野県産カラ松(柾挽) ご案内

 

 

検品中のカラ松(柾挽) 割と良材が多くて満足。

 

脱脂乾燥+天然乾燥による乾燥。

ネジレ・割れの発生をいかに抑えられるかが勝負所。

 

対策として

①風当たりが少ない場所での保管

②上に重しとなるものを置く

③小口の際に桟を入れる

等々、定説として言われてることを素直に順守。

 

捩れた板。捩れるものは捩れる。

 

検品結果は、割れはほぼ無し。

割れが少ないのも柾挽きだからか。それにしれも割れが無い。

非常に良い結果です。

 

捩れはあることはあるが、想定よりはかな話ではり少ない印象。

3本の原木のうち1本に捩れの出た板があるが、それも数枚程度。

 

 

目通良し。

以前、カラ松を使って苦戦した職人さんにモノを見せたところ、

「このくらいのカラ松が今でるんだね。これなら使える。」とのお言葉。

長野県産 カラ松材もようやく80年生のものが出てくるようになり、

芯を外しても150mm幅以上が多く取れる様になりました。

その結果、以前よりも歩留まりの向上しつつ、捩れと狂いの欠点も抑えられるのではないかと。

 

造作・建具向けの外材の入荷量は依然回復する様子もない状況。

国産材へ切り替えの検討の際には、カラ松を候補にしてはいかがでしょうか。

 

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【仕入れ】原木市へいってきました

2022.02.27

ケヤキ

2月の原木市へ杉と桧の調達に。

桧の出品量が多く、比較的に値段もまだ高い状況。

原木市場の様子
原木市場の様子

 

建具向けスプルス、ヒバ、ピーラの入荷量が少ないため、

杉・桧材の提案量を増やすことに力を入れてます。

今月は競り負けが多く、予定を下回る量の落札でしたのでした。

挫けずコツコツ良材を見つけていきます。

 

ケヤキ 
ケヤキ 何年生なのか

 

さて、今回の市場の大目玉品が2m近く、長さも10m近い大径木のケヤキ。

どこか神社の御神木とかでしょうか。

市の参加者も撮影したり、よじ登ったりして注目を浴びており、

何十年に1度でるかどうかという話声も聞こえました。

 

2千万以上の値で落札されたそうです。

大事に使われるといいですね。

 

 

【模索中】長野県産カラ松の活用について

2022.02.07

カラ松 原木 長野県

「長野県産カラ松」の活用に向けて今年から動きます。

 

 

長野県民有林に植えられている割合が5割を超える樹種。

それがカラ松。

 

はっきりとした動きのある木目に、茶褐色の素朴な雰囲気を持ち合わせ、他の針葉樹には出せない表情をしています。

強度も高いことも評価されており、経年によって濃い色へ変わる様子も楽しめます。

色合い、木目、強度、経年の楽しみ等々、そして長野県産という地物という良さから、

設計士や建具・家具職人の方で「カラ松を使いたい」という声はよく聞きます。

カラ松 壁材

長野県産カラ松 壁材

 

そう。よく聞くのです。良くは聞きます。しかし、あまり活用されていないのが事実。

カラ松のいい話はここまでにし、ここからは少し、カラ松の難しい面に向き合います。

 

 

①ネジレ、曲がりの多い木

カラ松は旋回しながら成長する木です。

そのため、板材や角材になってもネジレが発生しやすいという欠点を持っています。

それも昨今の乾燥技術の発展で、ネジレをある程度抑えることはできました。

しかし、細い部材にした場合は曲がったり、ネジレてしまうことが多々あります。

3年ほど前に弊社で建具用途のカラ松を納品した時もこういった問題は起きました。

昔カラ松を使った職人さんからは、カラ松を使うのは難しいと言われてしまうのも事実。

 

 

②ヤニ(油分)の多さ

カラ松はヤニを多く含む木です。

ヤニがあるからこそ、粘りもでて耐久性の高い性能がでると一般的に言われています。

しかし、内装に使う場合はそれが欠点となってしまいます。

板に触るとべたつく、ヤニがくっついて引き出しが開きづらくなるなどなど。

杉や桧にもヤニはありますが、カラ松は比にならないほどの量のヤニを持っています。

そのため、脱脂したものでないと内装向けには使いづらい欠点があります。

 

 

他にも節の多さ、目細の良材が少ないことなどの問題もあります。

 

全てが悪い訳ではなく、適材適所でうまく活用できる木です。

しかし、設計士や建具・家具職人の方の声に答えるにはこれらの問題を解消しなくてはなりません。

 

何よりも家具や建具などになったカラ松を見てみたいという私自身の思いもあります。

どうなるやら。どうにかします。

 

 

 

雨ざらし 杉

2021.05.21

杉

5月21日(金)の天気は生憎の雨。

こういう日は、材木を雨で濡らしたくないお客様が多いので配達もストップしてしまいます。

材料置き場で材木を動かしたりするのも、雨で濡らしたくないという理由で作業も控えます。

ですが、雨だからこそできることもあると言えばあります。

それが、杉の雨ざらしです。

杉
可哀そうなくらいびしょ濡れの杉。

色が黒っぽい杉材は雨ざらしにして、アクを洗い流します。

完璧とまでは言いませんが、こうした方がアクで隠れていた赤色が顔を出してくれます。

杉は色が様々あり、好みが難しい素材です。

近いうちにまた桟積みをして。屋根下で半年ほどじっくり乾かしていきます。

いい色がでてくれることを祈るばかりです。

 

アク抜きと言えば、いまが時期の青梅も水に浸してアク抜きしますね。

知人から梅取りの誘いがあり、袋いっぱいの青梅をもらいました。

梅
梅と杉のアク抜きは同じなのか。いや、違いますね。

氷砂糖に漬け込んで、梅ジュースを生産する予定です。

時間と手間がかかりますが、杉も梅もどうなるか楽しみです。