【重要】お問い合わせフォームからご連絡いただいた方々へ

2024.08.27

お問い合わせフォームからご連絡いただいた方へ

 

今年に入ってからお問い合わせフォームからご連絡いただいた方へご返信できていないことが発覚しました。

お問い合わせいただいたにも関わらず、返信できておらず大変申し訳ありません。

 

もしこちらのページをご覧いただいているお客様で、

お問い合わせをされた方がいらっしゃいましたら、

大変お手数ではございますが、再度お問い合わせフォームよりご連絡をいただけますと幸いです。

 

お問い合わせ

 

自宅のリフォーム、新築のドアの部材相談、新店舗開設に向けての作業台の相談など、

これからに新生活への期待を持った方々からのお問い合わせもございました。

こういった想いを蔑ろにしてしまったことをひどく反省し、

再発防止のシステム見直しを行いますので今後も何卒よろしくお願いします。

 

 

 

■今後の対策について

現在、Gmailのメールアカウントに転送される設定にしており、日々の受信確認もできております。

迷惑メールの振り分け設定もできたため、メールの見落としもなくなっております。

 

 

 

63期目が始まりました

2024.07.09

2024年も半分が終わり、7月に。

弊社も7月で63期目に突入します。

 

半日がかりの棚卸作業。

コロナ前から在庫量をせっせと増やしています。

 

棚卸作業。材料の山をあっちこっちへ移動。

効率的な在庫管理が~という話はよく聞くし、よく言われるし、よく目にします。

しかし、同じ樹種でも丸太が変われば板の表情も変わります。

なので、この表情を、この品質を、という好みの基準のものが、

欲しいタイミングで、好きな時に出てくるとは限りません。

 

さらに、現場の要望も多様化、急ぎの対応が増えたこともあり、

在庫の種類を幅広くする必要性が年々増してるように感じます。

※新しく御取引きしてくださるお客様が増えたことで、

ご要望の幅が広くなったことも要因の1つかと。

乾燥済み 国産ナラ柾目45mm厚

今までは30mm厚仕上向け 良スプルスをいかに在庫できるか肝でした。

しかし、和室の減少からスプルス等の建具材のニーズが減少しています。

その代わりに、厚材の無垢の動きが以前より多くなったように感じます。

※無垢を使う場所が既成モノにないサイズのため、厚物需要が増えたのかもしれません。

 

秋田杉 柾目45mm(幅広多し)

45mm厚以上の杉、桧、ナラ、タモ、ピーラ、ヒバ、ツガ等々の乾いたもの(ここ重要)。

今なら栗材の柾目厚材が建具1-2本分対応可能です。

 

建具1本分の木取発送も対応しておりますので、

興味のある方は何でもご相談ください。

 

63期も張り切っていってみましょう。

 

お問い合わせ

 

3月北海道旭川銘木市

2024.03.28

3月22日(金)旭川銘木市へ参加

昨年から為替状況も変わらず、広葉樹は高騰しています。

ナラ以外も、サクラ、クリあたりは良材にはいい単価で落札。

原木の切り時季を考慮すれば、3月のかけこみ需要もあるのだろうか。

雪も少なく、検品しやすい

 

今回はクリとサクラを探しに行きましたが、全体数量に対してかなり少なめ。クリに至っては6m3程度の量。

サクラも予算感が合わなかったが、なんとか数本確保できました。

あとは少量在庫に置きたかったニレとアサダとキハダを確保。

今までは40cm台キハダが多かったが、今回はそういうのが少なめ。

20-30cm台が中心の仕入れとなりました。

ニレ 目相良好。

そんな中で、ナラ70cmの大物を確保することができました。

末口で70cmなので、元のネバリを加味すれば中々の幅が取れそうです。

しかし、大きいコブと元の入り皮があるため、どのように挽くか慎重に考えます。

さらに長さは3.4mもあるので、多少の割れを引いてもそれなりの長さを取れそうです。

大径木 目細
大きなコブ

仕入できた原木は以下の通り、製材する予定です。

入荷は冬になるかどうかというところ。

 

クリ→40mm厚

サクラ→45mm厚

アサダ→40mm厚

ナラ→40mm厚

キハダ→40mm厚

ニレ→40mm厚

ナラ(特大)→60mm厚程度 テーブル向け

 

家の雰囲気がかわいい

カメラの余談

現在Olympus E-M1mark3を使っていますが、今回の出張では軽さ優先でE-M5mark2を久しぶりに使いました。

被写界深度の深いボケ感のある写真は弱いですが、浅めのパリッとした写真を撮るなら非常に使いやすいカメラ。

あと前の設定のおかげか、色作りがいい感じです。コンパクトで優秀なカメラと再認識。

E-M1mark3ももっと使いこなさないとなと反省。

長野県建具協同組合様 展示即売会への出店

2024.03.08

建具材の展示即売会に出展してきました。

展示会の様子

 

建具業界の状況としては、ざっくりこのような感じ。

・障子、襖等の和室仕事の減少

・建具向けのアメリカ産の良材の供給不足と高騰

→特に一番の流通量を誇るスプルス材の高騰と品質の不安定さが課題

・在庫量を抑えて、乾いたもので欲しい

 

そのため、今回の展示会では国産材メイン+1山のボリュームを抑えて出品を試みました。

ラインナップは以下の通り。

 

・桧 2.0m上×36mm厚 2山

・桧 3.0m上×36mm厚 1山

・杉 4.0m上×36mm厚 2山(芯材向けと中程度の品質のもの)

・サワラ 4.0m上×45mm厚 1山

・米ツガ 4.0m×45mm厚 幅狭クリアー材 1山

・スプルス 4.0m上×35mm 1山

見えずらいですが、サワラ柾材。色・目 ◎

 

天気も悪く、雪も降ってきたため、昼過ぎで早めに終わりました。

完売とはなりませんでしたが、桧建具材を見てもらえたので、今後のお役に立てば幸いです。

 

次は15日(金)北信会場での開催に向けて、材料の段取りを進めます。

ナラ、Wオーク柾目材が間に合えば出品したいところ。

見えずらい 吉野桧36mm

【仕入れ】原木市へいってきました

2022.02.27

ケヤキ

2月の原木市へ杉と桧の調達に。

桧の出品量が多く、比較的に値段もまだ高い状況。

原木市場の様子
原木市場の様子

 

建具向けスプルス、ヒバ、ピーラの入荷量が少ないため、

杉・桧材の提案量を増やすことに力を入れてます。

今月は競り負けが多く、予定を下回る量の落札でしたのでした。

挫けずコツコツ良材を見つけていきます。

 

ケヤキ 
ケヤキ 何年生なのか

 

さて、今回の市場の大目玉品が2m近く、長さも10m近い大径木のケヤキ。

どこか神社の御神木とかでしょうか。

市の参加者も撮影したり、よじ登ったりして注目を浴びており、

何十年に1度でるかどうかという話声も聞こえました。

 

2千万以上の値で落札されたそうです。

大事に使われるといいですね。

 

 

【模索中】長野県産カラ松の活用について

2022.02.07

カラ松 原木 長野県

「長野県産カラ松」の活用に向けて今年から動きます。

 

 

長野県民有林に植えられている割合が5割を超える樹種。

それがカラ松。

 

はっきりとした動きのある木目に、茶褐色の素朴な雰囲気を持ち合わせ、他の針葉樹には出せない表情をしています。

強度も高いことも評価されており、経年によって濃い色へ変わる様子も楽しめます。

色合い、木目、強度、経年の楽しみ等々、そして長野県産という地物という良さから、

設計士や建具・家具職人の方で「カラ松を使いたい」という声はよく聞きます。

カラ松 壁材

長野県産カラ松 壁材

 

そう。よく聞くのです。良くは聞きます。しかし、あまり活用されていないのが事実。

カラ松のいい話はここまでにし、ここからは少し、カラ松の難しい面に向き合います。

 

 

①ネジレ、曲がりの多い木

カラ松は旋回しながら成長する木です。

そのため、板材や角材になってもネジレが発生しやすいという欠点を持っています。

それも昨今の乾燥技術の発展で、ネジレをある程度抑えることはできました。

しかし、細い部材にした場合は曲がったり、ネジレてしまうことが多々あります。

3年ほど前に弊社で建具用途のカラ松を納品した時もこういった問題は起きました。

昔カラ松を使った職人さんからは、カラ松を使うのは難しいと言われてしまうのも事実。

 

 

②ヤニ(油分)の多さ

カラ松はヤニを多く含む木です。

ヤニがあるからこそ、粘りもでて耐久性の高い性能がでると一般的に言われています。

しかし、内装に使う場合はそれが欠点となってしまいます。

板に触るとべたつく、ヤニがくっついて引き出しが開きづらくなるなどなど。

杉や桧にもヤニはありますが、カラ松は比にならないほどの量のヤニを持っています。

そのため、脱脂したものでないと内装向けには使いづらい欠点があります。

 

 

他にも節の多さ、目細の良材が少ないことなどの問題もあります。

 

全てが悪い訳ではなく、適材適所でうまく活用できる木です。

しかし、設計士や建具・家具職人の方の声に答えるにはこれらの問題を解消しなくてはなりません。

 

何よりも家具や建具などになったカラ松を見てみたいという私自身の思いもあります。

どうなるやら。どうにかします。

 

 

 

いつの間にか2022年

2022.01.14

やってきました2022年。

今年はどんな職人様、木材に出会えるだろうか。

プレカット材の配達から始まる2022年

去年から状況が激変した木材業界。

これからは国産材は勿論、県産材活用に注力して動きます。

まずは、道産広葉樹材とカラ松材の柾挽き材を提案できるように準備を進めてます。

今年最初の原木市

材木店の独りよがりな行動にならない様、現場の職人様の声を聞きながら取り扱い材の拡幅を目指します。

 

長野県建具協同組合 展示会に出展してきました

2021.10.08

展示会出店

7月に行われた展示会が今月も開催されます。

出展材は、スプルス・もみ・ピーラ・杉・桧・ペルポックというラインナップ。

定番材、低価格材、今年国内入荷が激減した材、高価格帯の上物材とバランスのよい布陣。

中々のベストメンバーでは無いかという代表メンバーです。

 

さて、材料の高騰が一般層にも広まってきての開催。

各問屋も今までと違う価格のものが並ぶようになってきました。

各建具屋さんはモノがあれば買い急ぐというよりは、

先に必要なものだけ買っていくといった雰囲気。

要るものは買う。要らないものは買わない。

当たり前の様に聞こえますが、案外そういうものじゃなかったのが、この業界。

その話は今回ご割愛。

展示会の様子(無人)

 

前回7月と比べ、商社の話を聞いていると入荷はまだ厳しいとのこと。

というよりは、現地の価格が高すぎて買えない状況が続いている様子です。

建具店でよく使われるスプルスは、原木の入港ペースが遅くなったように感じます。

4月入って、次に7月。その次が秋頃だったのが年末年始頃とも言われ始めています。

入荷予定だったものも1か月、2か月遅れることがまだまだあります。

 

1山このボリューム。ちょうどいい塩梅と信じたい。

次の展示会はコロナの状況次第ですが11月開催予定とのこと。割と直ぐ。

売れた後に補充が出来る材か、流通が少なくなっているから持っておきたいと思われる材か。

今までと違う視点で出品材を決めなくてはいけなくなりました。

これから使いたいと考えている方に見つけてもらえること、

妥当なお値段でお届けできることを大事にしていきます。

 

※今回は10山持っていき、その内の8山が建具屋さんに使って頂けることになりました。

高単価なもの、用途が特殊なものがのこってしまいました。またの機会に。

長野県建具協同組合 展示会に向けて

2021.07.08

7月7日に長野市で行われる建具組合協同組合の展示会へ成瀬材木店が出店します。

そのための準備で今日は材料の選別と積込作業を行いました。

 

展示会では屋外で各材木店が建具材を持ち寄り、現物を見ながら購入できる会になってます。

商品は、トラックに積める分の材しか持っていけないため、在庫から何をもっていくか考える作業が非常に悩みどころです。

 

幅広い樹種を用意するか、人気樹種を単価違いで豊富に用意するかなど考え方は様々。

今回はスプルス、スプルス、スプルス、スプルス、スプルス、杉、米もみというスプルス盛盛の内容になってしまいました。

スプルス材は建具屋さんが一番使う材と言われています。

しかし、外材の高騰・アラスカ産のスプルス材が今後入荷しずらくなることから、

今回はスプルスを多めにもっていくことにしました。

 

スプルス、建具
左に積んでいるのがスプルスです。

 

前回の展示会とは持ち物をかなり変えているため、

「これでいいはず。これでいいはず。」と定期的に自分自身を肯定する作業に追われます。

 

無事売れることと天気が良いことを祈るばかりです。

何卒何卒。

 

 

※7/8 展示会は無事完売で終われました。皆様ありがとうございました。

完売の代償?なのか、その日に右足を負傷しました。代償がすごい。

はじめまして 成瀬材木店です。

2021.04.09

成瀬材木店のブログを見つけて頂きありがとうございます。2021年4月9日金曜日に創業59年の小さな材木店のブログを開設しました。

ここでは、職人様向けには仕入れ情報・木材市況の案内を、一般の方々には様々な樹種の紹介・木を取り入れた生活空間の紹介などをしていきます。

木材は誰もが知っているもので、木材を使うことは割と好意的な印象を抱くものと思います。しかし、木をどう選んで、どう使えるか、どこで買えるのかというのはあまり知られてない気がします。知られているようで知られていない木材。

このブログをきっかけに木材を活用する発想のお手伝いができれば幸いです。

木材をより身近な存在に出来る様、がんばっていきます。