【入荷の予定】道産材 広葉樹について

2023.05.12

木というのは水を吸い上げ始めると、青やアクが出やすくなるというもの。

そうなると、家具や建具といった意匠的に使われるものは比較的に冬の丸太のほうが好まれます。

ということで、シーズン最後とも言われる3月に原木買い付けのため旭川へ。

2600m3もの原木が並ぶ。雪が無く、見やすい。
2,600m3もの原木が並ぶ。雪が無く、見やすい。

 

相変わらずナラ、タモの出品量、入札価格が強い状況。釣られてクリも相場が高い印象。

そん中で、今回は栗、ナラ、ホワイトーク、シナ、キハダを買付できました。

製材・乾燥を済ませて弊社へ秋-冬頃に入荷するスケジュールで諸々進めていきます。

 

 

4.6m×68cm 1本で2m3を超えます。

 

今回の大物は、Wオーク 4.6m×68cm。

元木なので根本のネバリはありますが、今回は柾挽きを狙っていきます。

並厚も取りながら、50mm以上の特厚を取っていきます。

最近、厚物のナラの問い合わせが増えてきました。

流通サイズでは50mmまでなら対応できますが、それ以上となると製材品からしか対応できません。

しかし、そういった注文は大抵「早めに欲しい」が相場のため、乾いたものを用意しておかないと対応できない。難。

 

芯まで十分な目細具合。仕上がりが楽しみ。

 

弊社の仕入れは大手メーカー向けに数量の絶対確保が目的ではないので、

目が細かい物、良材が取れそうな物を優先に狙っていきました。

目細なキハダ、ナラ、クリ。側板向けのシナ。

近いうちに製材が行われるのでどのように挽けるか、乞うご期待。

 

北海道には良材キハダが豊富にあります。
径40cm超の栗。
3.0mある長材の栗。

 

家具や造作、はたまた小物作成にもご協力できますので、

気になる樹種等ございましたら、お気軽にお問合せください。

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