道産ナラの仕入れ

2022.12.27

良質な広葉樹を求め彷徨っていたら、

北海道旭川 銘木市までついてました。

雪の量が違います

 

1,500m3もの丸太が並ぶ圧倒的物量。

吹き付けると風と雪。気温は-5度。

1本ずつチェックしますが、体がもちません。

寒すぎます。

 

雪用ブーツでしたが、積雪の冷たさが足を冷やし。

吹き付ける風が顔も冷やし、メモを取る手を強張らせます。

これが北海道。

 

ナラ、クリ、サクラ、シナやキハダ欲しいな。

と、目論んでの参加でしたが今回は撃沈。

クリ、サクラ、キハダの出品量はわずか。ほとんどがナラとタモ。

それでもって需要高も相まってため、ナラの入札が激しい状況。

なるべく目細材を選木。

 

なんとかナラ4本とブラックウォールナット1本を確保。

引き出し側板向けのシナも取りに行きましたが、

シナの輸入量が減少しているためか、相場が高騰に追い付けず不落。

 

雪をどかして側を見ます。

 

ナラの需要高について少しお話。

 

ウイスキー需要も高まっており、

ウイスキー樽の生産も増えています。

樽材に使う材料もナラ材です。

 

さらに外材オークの価格高騰+輸入量減少に釣られて、

国産ナラが見直されております。

 

さらにさらに、コロナ以降は別荘向けの仕事が増えており、

そういう方々からオーク(ナラ)の注文も増えています。

ナラは高級材という認識が高く、知名度共に人気が高い樹種。

 

やはり、どこもナラが欲しいんだなと感じさせる今回の市況。

はたしてサクラ、クリは今後出品されるのだろうか。

また旭川に行かなければならなくなりそうです。

帰りの空港。-5℃。